ザ☆カインズ旅行手記 2003.9.15

 

「リベンジ!東京湾一周」

第二章

            和賀 英樹

 

  第二章といえば旅程表。今回も載せます!もちろんメンバーに配布したモノを!

 

リベンジ!東京湾一周「ばんや」「東京ドイツ村」

集合場所「京急久里浜駅前」   10:00

解散場所「川崎駅前」徒歩10分 20:00

久里浜駅前(行って来ま〜す)――久里浜港(さあ今から思い出の逆ルート)――東京湾フェリー(河野矢ヶ崎ペア思い出の場所)――金谷港――ばんや(前回時間が取れなかったので今回はゆっくり海の幸を堪能。昼食)――東京ドイツ村(前回色々行きたい場所を聞いたにも関わらず、結局パターゴルフで終ってしまったので、今回は各々自分の好きな所に好きなだけ楽しんで下さい。村山リベンジ。いとしの子はゲッツできるのか?でも、もういないと思うよ。バーベキューはナシよと!五時閉園まで約2時間)――東京アクアライン――海ほたる(東京湾の孤島にて日没を迎えるメンバー6人。明日に向かって撃て!でもここは渋滞が予想される所です。その時の状況によって立ち寄らないかもしれません。矢ヶ崎君UFOキャチャーにリベンジ!お土産も豊富に揃えてあるのでショッピングも楽しみ)――川崎駅前(リベンジ終了。お疲れ様でした!)

今回はドイツ村のクーポンの関係で旅費が若干高めです。もちろんお土産代は自分持ち。おやつは自由です。

    

 どうでしょう。全く前回の逆ルートですね。どうでしょう、スペースカインズの庶務係の常見さん?ってアァ〜!?どうしたんだ常見さん!と足早に本編へ。

 

 10時過ぎてもやって来ない常見さん。心配して村山もやって来た。気になって何度も連絡を入れる貴日さん。でも京浜急行玄人にはご存知のとおり横須賀以降トンネルが多いので携帯はつながりずらい。なんとか今通過した駅などを聞き出して一安心。それを聞いた私、「そこからだと12分で着きますネ」と、玄人の私は即答。高校時代通学は京浜急行だったが定期代など使った事が無い、無料で乗り回していた位の玄人である。別に無賃乗車じゃないノヨ。10分後常見さん到着。アリャ?間違えた。後日聞いた話しだが、集合時間を過ぎていたその時の常見さんは、列車内で呑気にセンベイを食べていたらしい。やっぱり旅行だ。

 「それでは行きますか」

と、私。結局全員集合して久里浜を出発したのは10時20分だった。

 

 昨年と同じ車も今回はちょっと違う車内だ。前回苦心してつくった後部の快適空間。そう、3列あるシートの2列目を回転させてリムジン気分満点の演出は、今回却下された。それとスタート時の席順は、ファーストグリットに河野、村山。セカンドグリットに和賀、常見。サードグリットに矢ヶ崎、貴日と今までに無いフォーメーションでオープニングラップをきった。早速、さっきまでかかっていた河野さんのCDは、貴日さんの一言によって切られた。

 次にかかった曲は貴日さんの持込のCD。カインズを熟知している読者なら、ここで貴日さんが持ってきたCDとは一体どんなコア物かと期待されるだろうが、普通のジャズっぽいCDだった。意外だろうがそれを聞き入っていたカインズメンバーはもっと意外だった。しかし河野さんは無関心だった。

 ほどなく久里浜港に到着。10時35分。出港時間は10時55分。休日もあってか、かなり車も並んでいたが無事乗船。航行中は車の中にいられないので、客室に向かう。例の如くトイレに行った私。例の如く蜘蛛の子を散らすようにバラバラになったカインズ。でも今回は村山が私を待っていてくれた。「今日は飲むゾ!」と決めていた我々は、さっそくビールを購入。次に私は例の「いわし天」を購入。こういう所は、こ・だ・わ・ら・な・い・とね。村山は鳥の唐揚げ串をほうばっていた。そして例の如く船尾甲板に行くが、先客にズラリとナイスポジションを取られていたので左舷に場所を変更。船は右側通行、何かと左舷の方が面白い。途中すれ違うフェリーに手を振ったりして騒いだり、釣り船に声をかけて騒いだり、午前中なのに酒をあおり、三十路を超えてるのにバカ騒ぎ宴気分真っ最中の我々(村山、私)は至極の時間だった。いつの間にか私はビール3缶空けていた。しかし、近くにいた同じ世代の夫婦とその子供を見て、お互い酔いが覚める。

 

 そういえば前回に「結局何も言っていないのに集まってしまうカインズ」みたいな事を書いたが、今回このフェリー上ではそれが成り立たなかった。車を降りて客席に向かう途中同じようにバラバラになったが、一同集合した前回。河野さんと矢ヶ崎君は別だが、とりあえずは集まった。が、今回は違う。貴日さん、常見さん、河野さんは違う場所の甲板上でテーブルを囲っていたが、矢ヶ崎君がいない。どうやら前日あんまり寝ていない矢ヶ崎君は一人客室で寝ていたらしい。という事は、そう!

 「リ・ベ・ン・ジ」

 前回の旅行手記に載っていたツーショット写真を、「載せないで下さい!」と嘆願していた矢ヶ崎君はある意味リベンジだろう。なんせ一人でいたのだから。金谷港到着10分前に車で乗船の人は車に乗ってくださいと、アナウンスが入る。5人集まるがその矢ヶ崎君がまだ来てない!船の挙動がかわる。ドッツドッツド・・・。これは波止場に着いている音だ。まだ来ない・・・。気になって村山が迎えに行くと、出船ギリギリに到着。

 「完全に寝てました」

と、矢ヶ崎君。昨日の疲れか、河野さんが隣にいない開放感か?かなり熟睡していたらしい。ヨダレの後が物語る。それを見ていた河野さん、無言でハンドルを握る。

 

 さあ!千葉に到着だ!フェリーのゲートが降りる。目の前には金谷の山々。天気は快晴の行楽日和。常見さんは数時間前にいた県だが、他の連中は旅行気分爆裂モード展開中だ。一年ぶりだけどついこの前に来た様な感じだ。年かな?

 鋸南町を昨年の逆ルートで走る。前回旅行手記には書かなかったが「ばんや」の場所を探す為グルグル周ったので、一年振りなのにここらの場所は良く憶えている。決してデジャヴーでない事を祈る。でも周りから「この交差点覚えてる」とか「ここの店の看板去年と同じだ!」などの声を聞いて一安心。ただし「こういうのんびりした場所もイイよね〜」と言っていた最年長の常見さん。一年一年の重みを感じる。そう我々は若くない・・・。

 

 前回迷った「ばんや」の場所も今回は順調。しかしその後が順調ではなかった。昨年立ち寄った時「こんな広い駐車場って必要なの?」という位閑散としていたこの場所。他の客も3〜4組位しかおらず、マア〜日にちと時間もあるだろうがゆっくりとした場所のイメージだった。そのかわり我々には時間が無かった。しかし今回は時間もたっぷり取ってあるにもかかわらず、何が違ったのか。そうか日にちと時間か!前記のとおり今日は9月15日の旗日。時間は12時チョイ前だ。という事は・・・?昨年同様「ばんや」の看板が見えてきた、それと同時に沢山の車も見えてきた!

 「何だこりゃー!」カインズ一同に叫んだ。しかもハモっていた!一人を除いて。この店の事を良く知っている貴日さんはまさに青天の霹靂であろう。だって駐車スペースが空いてなく、しかも数台の車が空いている場所を探す為駐車場内をグルグル回っている。「この広い〜場所にいっぱい ある車ぁ〜」なんて歌っている場合じゃない。ただ土地が余っていただけではなかったのか。一軒の店に対して都会では考えられない位だだっぴろい駐車場、しかも満車。店先を見てみると、これもまた人で溢れかえっている。前回旅行手記の中に、ばんやの入り口に河野さんが立っている見苦しい写真を思い出して欲しい。あそこに人がウジャウジャいるのだ。入り口の階段が壊れんばかりである。どうしたんだ「ばんや」!侮り難し「ばんや」!

 貴日さんの話しによると最近テレビでここが紹介されたらしく、その影響もあるのではないかとの事。何だカインズの入り待ちじゃないのか。そんな訳無いか。そんな事はいいとして我々はもう駐車場を2周もしてしまった。さあどうしよう。旅行係の私は考える。ここで待っていたら何時になるか分らない。諦めて「ドイツ村」で昼食もアリか、あそこなら大丈夫だろう。しかしここから1時間以上かかる。それも問題だ。

 旅行始めから問題発生。前回もそうだったので、これがカインズ旅行なのか。次章はこの後の続き。さてカインズ一同は無事に昼飯を食べられるのだろうか!!

 

ザ☆カインズ旅行手記 Vol.2 第2章


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